幕田魁心

Stacks Image 829


田村心宰

経歴≫
1961年
  青森県・西目屋村に生まれる
1977年
  幕田魁心先生に師事
1994年
 1回個展(銀座かねまつホール)
2009年 第
2回個展(銀座松坂屋別館カトレアサロン)
2016年 第
3回個展(GINZA YOKYO HALL)
会場:東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階 会期:平成
28120日~124日  AM10:00-PM6:00 (最終日:PM4:00まで)

ご挨拶

第2回個展より7年の歳月が流れました。 高校に入学して間もなく幕田魁心先生と出会い、現在に至るまで40年近く ご指導いただいております。 「継続は力なり」「情熱の持続」魁心先生が学生時代に師、安藤搨石先生から ご教示いただいたこの言葉を私も胸に刻み家族同様に接していただける先生の もと書を続けております。 先天性の脊椎の病気と足の障害、そして15年前発症した脳の病気。 手術の後遺症により右半身に麻痺が残り、 3年前からは利き腕である右手に震えと拘縮という書家にとってはとても厄介な 症状に悩まされました。 今回の個展に対しても不安がなかったわけではありません。 しかし先生の後押しや、障害を持った方々の人間としての可能性を見聞し、 不可能はないことを知り挑戦することにしました。 思うように手が動かなかったり、その逆に手が勝手に動いたりとイライラから 筆を投げ出すことも度々でした。そして試行錯誤を繰り返し、たどり着いたのが 人差し指と中指の間に筆をはさみこむ様にして書くということです。 そうすることで多少震えが和らぎ作品制作に取り組むことができました。 人間の可能性と順応性を実感し、改めて書の楽しさ素晴らしさを感じることが できました。 「黒と白」このコントラストの中に躍動、静寂、重厚、繊細、そして感動があり、 人間の生き様さえも映し出す「書」。 そしてそれに魅せられた40年。 まだまだ、道半ばですが「書」の魅力を更に探究し研鑽を積んでいきたいと思い ます。 厳しくも寛容にご指導いただいた幕田魁心先生、 叱咤激励し暖かく見守っていただきました魁心書法院の皆様、友人の皆様、 そして何よりも陰ながら私を支えてくれた家族に感謝の思いを込めまして ごあいさつの言葉といたします。 未熟な作品ではございますがご高覧のうえご批評いただければ幸いです。